井出商店の中華そば
いまでこそ『ご当地ラーメン』なる言葉が一般化し、各地方独特のラーメン文化が認知されている。そもそもこの『ご当地ラーメン』なる言葉を世に広げるキッカケになったのが和歌山ラーメンだ。都内でも和歌山ラーメンのお店は数軒あるのだが、REDがよく行っていたのが池尻の『まっち棒』。煮込みまくってドロッしたようなトンコツ醤油スープが特徴的で、床はラーメンの脂で気味の悪いほどツルツルというなんともひとクセもふたクセもあるラーメンだ。でも最近じゃ野沢に移転した上に味が変わって『ラーメン二郎』みたいになっちゃったらしい。
で、このトンコツ醤油スタイルの和歌山ラーメンの元祖が『井出商店』というお店。本店はもちろん和歌山市内にある。前々から行きたかったのだが、ちょうど良いことに中紀のシイラ取材の予定が入ったのだ。これなら帰りに立ち寄ることができそうだ。シイラ取材に付き合ってくれた堀さんとファンキーオヤジ、那須さんの3人に連れられて、釣り場からたかがラーメンごときに2時間半のドライブ。昼飯時間はとっくに過ぎ去りお店に到着したのは午後4時過ぎだった。
「ウッ!トンコツ臭え!!」
お店の裏手に専用の駐車場があるのだが、すでに辺りには芳しきオイニイが。好きな人はヨダレじゅるじゅるんちょなオイニイだが、嫌いな人なら吐き気を催すのだろう。建物を裏側から見るとなんだか歴史を感じるのである。赤い暖簾を掻き分けて店内に入るとこれまたレトロなイイ感じの店内。薄暗い感じではあるが、古き良き昭和を感じさせる落ち着く空間なのである。メニューはというと'中華そば'と'特製中華そば'の二種類。'特製中華そば'はチャーシューメンのこと。ライスは無くて、和歌山ラーメン店では定番の'すし'。これは鯖の押し寿司だ。こりゃ関東じゃ無いパターンですな。激腹減りのREDとファンキーは特製大盛り中華そばを注文。
しばし5分ほど待つとジャジャジャ~~ン!!遂に来ました井出商店のトンコツ醤油ラーメン!!!ドンブリに顔を近づけるとトンコツの匂いと、湯浅の醤油をつかっているんでしょうか?醤油の超イイ匂いが鼻と股間をくすぐります。うは~~!!ジュルルルダラダラダラずびびびずばばば!!!!一気にスープを啜ってみますと、ぐふぉぉああ!目からウロコがドヴァドヴァドヴァヴァァアア~~!!
「こ、これはぁぁあああ~~!!!」




想像をしていたのとちょっと違うんです!!この手の和歌山ラーメンってもっとドロリとしてしょっぱ~い感じのイメージだったんですが、けっこうアッサリ目。しかも上品な味なんですよ。それにそれに...鶏のダシの匂いもするゾ!ひょっとしてトンコツ+鶏なんじゃないのかな?これを食った瞬間、『まっち某』のラーメンは東京向きにアレンジされたモノなんじゃないかと思いました。フムフム!続きまして麺なんですが、茹で方はユル目。関西圏のラーメン屋さんって全般的にユル目が多いような気がするのはREDだけでしょうか?きっと西と東の好みの差なんでしょう。
腹減りまくりだったREDは旨さ3乗状態!!大盛りなのにも関わらず、ラーメンドンブリ掻き込み状態で一気に完食。ドッシェ~~!これが本場の味だったんですね!やはり実際食わないと現地の味はわからない!あらためて東京で食う地方の味と、現地で食う現場の味の乖離を認識した井出商店なのでした!また和歌山行くぞぉ~~!!

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